漢字
「最近漢字がやばい」と上の子がぼやいていました。そうでしょう、母はあなたが漢字練習をしている姿をここのところ見てないもの、と内心頷きました。
漢字はやはり書いて覚えないと覚えていないと思います。特にサピックスは、トメ・ハネ・ハライに非常にうるさいですから、きちんと書いて覚えないと身につかないと思います。
父は、効率の悪いやり方が大嫌いですから、「究極的には、漢字はおぼえる必要はない」と思っていますし、ノートにまとめるとか、書いておぼえるとか、時間の無駄だと思っています。確かに、教科書や参考書に書いてあることをわざわざノートにまとめる時間があるのだったら、1ページでも読みすすめたほうがいいというのは判ります。が、漢字はダメです。体が覚えないと覚えたことにならないからです。そして、漢字は覚えたかどうかがすべてです。覚えていなければ書けません。考えても無駄です。
母も含め、最近漢字を手書きすることもなくなった大人は、急速に漢字が書けなくなってしまいました。でも困りません。パソコンが当てはまる漢字の候補を出してくれるので、正しいと思わしきもの(最近はそれも危ういので、辞書機能までもついていますね)を選べばいいだけですね。じゃあそれでもなお、受験で漢字を書かせるのはなぜなんでしょう。私は、「それが日本人の教養だから」だと思っています。
英語でも同じで、TOEFLとかGMATの試験は、パソコンで試験を受け、キーボードでライティングしますが、スペルミスを直す機能はありません。当然ながら、きちんとしたスペルを綴れることが大前提もしくはそういう人物を求めているのだと思われます。
さて、子供たちに漢字練習させるとしましょうか。