子供と楽しむ中学受験

中学受験を通じて子供と楽しみながら勉強する方法

富士登山②

山小屋の朝は早く、ご来光を山頂で見ようとする人の起床は2時~3時。ゴソゴソ音がするので、浅い眠りではすぐに目が覚めてしまいます。我々は、ご来光は山小屋で見て、明るくなってから登る予定でしたが、せっかちな父に4時前には起こされ、子供たちも母も眠いモード。

天気もイマイチで、ご来光は雲のすきまから、ようやく見えて、こんな感じ。

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さて出発。ガスがかかっていて上も下もよく見えないなか、本当に空気が薄くて、酸素が足りない!おまけに寝不足で、5分も歩かないうちに下の子が「眠い~。歩きたくない~」と泣き始め、かなりなだめたのですが、一旦山小屋に戻りました。もう一度布団に入って寝始めたので、下の子は諦め、上の子と母とガイドさんで出発することにしました。

ノロノロと15分から20分間隔で休憩もとり、ゆっくりゆっくり登ります。おしゃべりな父が居ないので、3人無言です。。。

2時間弱くらいたったところで、ガイドさんが、少し先をあるく親子の人影をみて、「あれは、お父さん?」。Σ(゚д゚lll)なんと我々より先を歩いているではないですか。実は、富士山にはブルドーザーが通る道があり、平らで歩きやすく、下の子は1時間寝てその後、そのブル道をスタスタと通ってきたとのこと。思いっきりショートカットされた気がしますが、まあ会えてよかったということにしました。

再び全員で登山開始。ご来光を見て下ってくる人たちと、すれ違います。山道は、上り優先だそうで、下りの方は道を譲ってくださいます。中には、後少しだよ、と声をかけてくださる方も(;_;)。

何とか山頂にたどり着き、浅間大社奥宮にお参りをし、郵便局でハガキを投函しました。疲れもあり、時間もなかった(その日の夕方に父は、出張の予定あり。なんと強行な。。。)ので、剣ヶ峰は断念し、下りました。

岩場の下りは、下の子は足場の確保が思うようにできず、かつ疲れもあって、かなりのスローペースでしたが、砂走りになると子供たちは跳び始めました。雨なので、砂埃もなく、ここは雨ゆえに快適でした。御殿場ルートを下って、皇太子様も通ったというプリンスルートを通り、晴れていれば前方に宝永山が見えるはずが、霧で前も後ろも全く見えない馬の背を通って、富士宮ルートへ戻り下山。

雨で景色もなく、酸欠で高山病に苦しんだ登山ですが、「登れたじゃん!」という達成感だけは持つことが出来ました。

あれだけ眠たいと泣いた下の子、戻ってきたら、「山登りはじめました」のマンガを読んで、「次は、屋久島に行きたい」と、言っていました。よし、がんばろうね。